東北醤油株式会社

弊社が東北醤油様のサイト制作を担当させていただくことになって6年くらいになるのですが、毎回打合せにお邪魔すると、東北醤油様社内の雰囲気がとても明るく、穏やかで　地元愛、家族愛に包まれている印象をずっと抱いていました。
このような雰囲気を持っている企業はそう多くはないし、担当の山本さんからも「先日当社に打合せにきた業者さんが打合せ後に、ぜひとも東北醤油様で働かせてくださいとお願いされちゃいました」というようなお話を聞いて　この温かな社風をどうにかして、消費者に伝えられる方法がないかとずっと考えていました。
普通であれば、サイト上でこういうことやってます、とか
当社はこんな雰囲気ですということを発信すれば良いのですが、どうもそれだとこちらが狙っている意図と違うなと思ってそこで考えたのが、地元愛、家族愛を体現するこのキャンペーン企画なんです。

キャンペーンの対象が家族の元を離れて生活する家族や友人で、その人達への応援メッセージを添えての応募ということでしたので、普段から弊社製品をお使い下さっている方々が対象となるのでは？と考えられ、企画そのものがお客様へのご恩返しにも繋がるのではないか？とも思いましたので、直ちに社長にご報告申し上げて、実施させて頂くことにしました。

今回が初めてのキャンペーンということで、実際にどのくらいの反応、応募があるか掴みきれない部分がありましたので、様々な告知方法を実施しました。
新聞広告やテレビCMで告知すると、ちょっと「商売」的な印象を消費者に持たれてしまうのではないかと懸念したので、

・東北醤油様主催の料理勉強会、料理講習会での告知

・プレスリリースをし、テレビ局、新聞社などに記事として取り扱ってもらう

・民放の夕方の情報番組に出演し、東北醤油様のスタッフが直接PR

など広告費などの費用をかけずに、かつ効果的な告知ができる手法を取りました。
その結果、応募開始直前に行った情報番組での告知効果もありまして先着50名のところ応募受付開始30分で80名くらいの応募が殺到し急遽受付枠を200名まで拡大して対応しました。

なにしろ初めての経験で、応募数の見当もつかず全くの手探り状態でのスタートでした。
とりあえずは50名の先着枠を設定し、万一のことを考え予定数の倍（100名）までの対応については、事前に社長にご相談申し上げ、ご了解を取り付けてはいました。
(この時点では100名を超えるような応募は考えてもいませんでした。）

しかし、いざ蓋を開けてみると、ものの30分で当初予定の50名を超え、受け付け開始当日だけで100名を超えてしまったことは、想定を遙かに超える事態でした。
「まさか！」というのが素直な感想でしたが、100名を超えても治まることのない応募に、
子を想う親の心情を垣間見たような気さえしました。

最終的には社長のお許しを得て200名まで拡大させて頂いたのですが、その枠さえも超えるほどの応募を頂き、本当に喜ばれる企画をご提案頂いたと感謝しています。

故郷の家族からの応援メッセージが添えられた商品が手元に届き、感動して当社にまでお電話やメールを下さる方もいらっしゃるなど、キャンペーンの反響についてもシッカリと感じ取らせて頂きました。

今回のキャンペーンを通じて、懐かしい故郷の味･母の味の再現が叶えば、きっと弊社商品のファンになってもらえるのではないかと思いますし、営業面での成果も上がるのではないかと思っています。

この企画については今後も継続していきたいと考えていますので、より良い企画となれるようアドバイスを頂きながら、進めていきたいと思います。
企画のご提案に心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

まずもってこちらの新規キャンペーンの企画提案についてその趣旨や狙いを理解していただき、実施させていただきました東北醤油様には感謝申し上げたいと思います。

今回のキャンペーンが成功した理由には、「味どうらくの里」というブランド力や東北醤油様の常日頃からの地道な事業活動のベースがあったからだと思いますが決して広告費をかけるだけが販促になるのではなくアイデア、やり方次第でいろんな販促スキームを構築できるのです。

これからも更なる販促のサポートをさせていただければと思います。